鋼材を販売する際の形態について

鋼材の販売形態は、直接契約と間接契約の2つに分けられます

直接契約とは、メーカーと需要家が直接取引を行う形態で、自社で製造したものを直接需要家に売ります。

直接やり取りを行うため、柔軟な取引が可能であるというメリットがあり、中間業者を介さないためコストを抑えることができるというメリットもあります。

間接契約とは、両者の間に卸売業者を介する形態です。

生産者は卸売業者に、卸売業者は需要家に販売します。

間接契約は、卸売業者に売ることで在庫リスクを軽減することができるというメリットがあり、卸売業者は需要家のニーズに合わせて加工したり売ることができるというメリットもあります。

間接契約は、さらに紐付契約と店売契約の2つに分けられます。

紐付契約とは、生産者が特定の需要家と生産時期や数量や価格などを事前に決めた契約を結ぶ形態で、需要家が安定的に確保できるというメリットがあります。

店売契約とは、生産者が卸売業者に売り、卸売業者が不特定多数の需要家へという形態です。

店売契約は、卸売業者が需要家のニーズに合わせて売ることができるというメリットがあります。

卸売業者は在庫を抱え、需要家への販売や加工を行うことで活動をサポートしています。

今後売買形態はますます多様化していくと考えられます。

インターネットの普及により、需要家が直接生産者から鋼材を購入する直販の形態が拡大する可能性があります。

需要家や市場環境の変化に合わせて常に変化していくと考えられます。

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